映画は、何はともあれ、「吹き替え版」なんです。
まぁ、最近の僕のコーナーでは「吹き替え、吹き替え」うるさいのですけれど。よくよく調べてみると、世界各国の映画館の中で、特に非英語圏の欧州では一般的に吹き替え版上映が主流なのだそうで、逆に字幕版での上映はいわゆるマニアな方々向けなのだそうです。しかし、このような国際情勢(?)の中、日本では字幕版が好まれる傾向が強いそうです(いろいろ事情もあるみたいですが、また今度のお話で)。
ただ、最近では日本国内でも吹き替え版の需要も高まっているのも事実のようです。
ここ数年のシネコンブームで国内スクリーン数が増えてきたため、吹き替え版を上映出来る余裕が生まれてきたという理由と、やっぱり映画を観るわけですから、字幕を追い続けていると、映像に集中出来ない。だから吹き替え版を観るという理由が存在しているようです。
という事になってくると、吹き替えられた声は大変重要なわけであります。
なんせ、海外の俳優が日本語をしゃべってるわけですから、それだけでも基本的に違和感なわけです。
「ジョン。最後に妻にこう伝えてくれ。「愛してるよ」、と」(ほぼ修羅場の時に友人に向けてよく言いますね)とか、
「オー!なんだい?このオンボロ車は!?」(コメディー映画なんかで、「えっ? この車で移動するの?」なんて時によく言いますね)とか、
「地獄で会おうぜ、ベイビー」(人型殺人アンドロイドが軽いジョークの意味も含めて別れ際の時なんかによく言いますね)とか、
こんな台詞、日本人は日本語でほとんど言いません(なんだか恥ずかしいですからね)。
でも、吹き替え版はこんな台詞がバシバシ出てくるわけです。
だけどなんだか違和感を感じないんです(時々は感じますけども)。何というか、日本語だけれども、日本語の会話に聞こえない(?)感じとでも言いましょうか(僕だけだとは思いますが)。海外の役者の生声に聞こえて見えるわけです。まさに吹き替えている声優さんの力量とでもいいましょうか(本当のところは「声優さん」という名称にも誤解があるようですが)。
そんな吹き替え業界で、最近かなりのベストマッチな関係が成立しているのが、小山力也氏であります。
と言われても、パッとは誰の吹き替えを担当しているかわからない方も多いはず。
はい、氏の担当の代表的な俳優さんでは
ジョージ・クルーニー氏がございます。
「なるほど、あの声ね」という方が多いはずですが、さらに怒涛の攻勢で最近では、
キーファー・サザーランド氏もございます。
なんたる「男節」。絶対にどちらも24時間働けます。それだけでは飽き足らず、24時間『ER』で働いた後に、スポーツジムなんかに行っちゃって疲れを癒さんばかりの男気を感じる役者さん。確実にウォッカでプロテイン飲みます(主食はカロリーメイト)。
そんな「This is 男」俳優の吹き替えを難なくこなす小山氏。ただ男気感じる声だけではなく、台詞の行間に「艶」を感じる美声をも合わせ持つ、まさに「ミスター・フェロモンヴォイス」の持ち主なんであります。
それもそのはず、小山力也氏。本名も同じく小山力也。この力也という名前、「力道山」から命名されたという話。命名の段階で、すでに男らしいわけです。さらには、学生時代は「松田優作」のファンだったとのこと。そりゃ、艶も出るわけですね。
「空手チョップ」と「なんじゃこりゃ〜!!!」の融合。なんだか、ジョージもキーファーも両者共に演じられそうです。
そんなキーファー(どんなキーファー?)出演作が公開中であります。
『ザ・センチネル 陰謀の星条旗』
シークレットサービス役を演じるキーファー・サザーランド。
またもや『24』と同じく、国のために尽くす。男気溢れるガッツなお仕事です。
ええ、ええ、確かに皆さんお察しの通り、当劇場では吹き替え版での上映ではございません。字幕スーパー版であります(やはり吹き替え版にはそれなりのコストが掛かる事も事実のようです)。
しかし、しかしですね、『24』を夜中頑張って観ていた、そこのあなた。あなたですよ!
ぜひ劇場でキーファー・サザーランドの活躍を観ようじゃありませんか!(実は主演はマイケル・ダグラス)
あれだけ毎夜『24』観たわけですから、多分聞こえてきますよ。
小山力也氏のあの声が…。
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