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戦場のアリア |
監督■クリスチャン・カリオン
出演■ダイアン・クルーガー(『トロイ』)
ギョーム・カネ(『ヴィドック』)
公式HP こちら
配給■角川ヘラルド映画
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ドイツ軍と、フランス=スコットランド連合軍の戦いが繰り広げられた第二次世界大戦の最中、最前線のある部隊において、一人の勇気あるオペラ歌手の行動を契機に「クリスマス休戦協定」が結ばれた、おとぎ話のような、しかし実話の映画化である。「MagicとはすなわちMusicのこと」と信じる全ての人は必見の秀作。
作り手も、出演者も、日本であまり知られた名前はない。だが映画の質はそんなもので決まるわけではない。G.W.の喧噪が静まった今こそ、本当の映画好きの方々に今一番観て頂きたい作品。
作品のテイストは、異文化コミュニケーションのズレや見栄の張り合いなどのおかしさを散りばめて、驚くほど「軽く」仕上がっている。劇場に笑いがこぼれるほどだ。押しつけがましさは皆無で、昨今の「泣かせ映画」のように鼻白むこともない。それでいて、この胸に迫る感情の何て大きなことだろう。
作り話なら、そのあまりの美しさにシニカルな気分にもなろうが、実話の重みがシンプルなメッセージを揺るぎないものにしている。 |
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風薫る新緑の木洩れ陽の中、Froehliche Weihnachten! Joyeux Noel! Marry Christmas! メリークリスマス!
21世紀の不穏な世界情勢の中で「反戦」なんていう言葉はとても時代遅れに聞こえてしまうけれど、政治的な議論ではなく、極私的な感情の中ではやはり多くの人が戦うことなんか望んでいないことは明らかじゃないだろうか。
そんな単純な感情を、良い悪いは別としてこんなにシンプルに描いた作品というのは、実は案外無いのではないか。この作品には、変に偏った政治思想は無いし、クリスマスという宗教儀式を扱いながらも、それはあくまで伝統的な素朴な習慣のひとつとしてであり、特定の宗教思想に偏っているわけではない。
ヨーロッパ映画での戦争の扱い方(チェコ/スロヴァキアやサラエヴォの内戦ものは除く)は、現在の日本のそれとも、アメリカのそれとも違う。『ライフ・イズ・ビューティフル』や『陽だまりの庭で』のように、ことさらに「悲惨さ」や「深刻さ」を強調しなくてもいいのだ(この作品が第一次世界大戦だということも無関係ではないだろうが)。日本でも昔の映画には(例えば岡本喜八の諸作品のように)そのような映画があった。
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時間表は>こちら
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『ナニー・マクフィの魔法のステッキ』
『連理の枝』 『デュエリスト』
『アンダーワールド エボリューション』
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『ナイロビの蜂』 『アンジェラ』
『ピンクパンサー』 『明日の記憶』
『陽気なギャングが地球を回す』
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vol.8 『氷の微笑2』 |
しばらく前に、雑誌でエルサレムの嘆きの壁にキスをするシャロン・ストーンの写真を見ました。実物より大きいくらいの横顔アップの写真でした。どうしてイスラエル? シャロンつながり? そういえば、シャロン・ストーンっていくつだったっけ? などと思い、それらのことを調べようと思いつつ、そのまましばらく経ち、すっかりシャロン・ストーンのことなど忘れていたら、先日『氷の微笑2(仮)』(3月31日全米公開。日本公開未定)の話題を雑誌で発見(「NEWSWEEK」5・3/10号「超特大保存版シネマ! シネマ! シネマ!」)。
そこに「シャロン・ストーン(48)」とありました。そうかぁ、48かぁ、マドンナもすごいけれど、この人もすごいなぁ、と思いました。何がどう「すごい」のかっていうのは、表現すると問題が多発しそうなのでやめておきますけれど、なんとなくもう5歳くらい若いんじゃないかと思っていたのは事実であります。『氷の微笑』は92年公開。ということは、14年前だからあのときは34歳だったんですね。意外と遅咲きだったんだなぁ。
シャロン・ストーンは、現在公開中のジム・ジャームッシュ監督『ブロークン・フラワーズ』にも出演しています。ジャームッシュの映画にシャロン・ストーンって、うまく言えないけれど意外な取り合わせのような気がします。でも、観ると、なるほどぉ、こういう役ですか、へぇ、と、ちょっと納得。かつて監督が、ちょっと小汚い女性タクシー運転手役に、後に万引きで捕まったメジャーな若手女優さんを使った映画を、思い出しました。
ところで、ジム・ジャームッシュ監督といえば、モノクロ作品の印象が強烈です。モノクロ作品と言えば、思い出すのが、最近では『グッドナイト&グッドラック』([About the movie]をクリック)。そして、あの映画を観て思い出すのがドナルド・フェイゲン「ナイト・フライ」のジャケット(画面を下にスクロール)です(強引で、しかも何のひねりもないつながりですいません)。
で、ドナルド・フェイゲンといえば、この間13年振りのアルバム「モーフ・ザ・キャット」が出ました(結局これが言いたかった)。これがまた最高。何も足さない、何も引かないドナルド・フェイゲン。すっかり死語になりましたけれど、アダルト・オリエンテッド・ロック(AOR)とかアダルト・コンテンポラリーって呼ばれていたジャンルの、まさにど真ん中です。そして、なんと彼も、もう58歳。ということは、名盤「ナイト・フライ」(82年)のときはシャロン・ストーンと同じ34歳だったんですね。もっとも、こちらは「スティーリー・ダン」ですでに立派に咲いていたわけですけれど…。
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先週はあろうことか『ブレイブ』の紹介をするところを、鈴木雅之の生まれ変わりであるウェズリー・スナイプス主演『ブレイド』と記載してしまい、びっくりであります。本当に毎度毎度すみません。
さて、今回は詳細の決まりました第4回シネマカウンシル選出作品『サイドウェイ』の初日スペシャルイベントについてお知らせします。
先々週にもちらっと触れましたが、5月20日(土)に行うことが確定しました。やはり「一口だけ」というのは変わりませんが、余ってもなんなんで、もしかしてお客様が全然いらっしゃらなければ、最終回はどかーんと振る舞う可能性もあります。つまりギャンブルですね。最初の回なら確実に「一口は」飲めるが、最後の回には全然飲めない可能性もあるし、多く飲める可能性もあるわけです。…まあ、それほど盛り上がるほどのことでもありませんが。養命酒一回分くらいの量ですから。
大した企画ではありませんが、映画の世界をこんなことで少しでも深く味わって頂けたらいいなあ、と思っています。今後もいろいろ考えたいとは思いますが、もう少し儲かることをしないと叱られます。『チャーリーとチョコレート工場』の時やった「映画無料ゴールデンチケット当たりつき板チョコ」みたいなみんな幸せになれる企画、アイディア常に募集中です。メール下さい。ひとつ、儲かるヤツお願いします。
そして今週末には第6回投票も始まります! お楽しみに!

シネマカウンシルって何?という方は >>こちら
『ブレイブ』
DVD発売中
¥3,990[期間限定]
発売・販売:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)1997 BRAVE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
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僕の「万年筆物語」 その1
そもそものきっかけは、ボールペンとの相性の悪さだった。
僕の筆記の姿勢か、ペンの角度か、筆圧か、そのいずれもが悪いのか、単にサウスポーというのがいけないのか、原因ははっきり知れないのだけれど、ボールペンのインクが必ず途中で出なくなってしまうのだ。
あのボールペンの書けなくなったときのイライラったらない。バーテンダーのように激しく振ってみたり、先端のプラスティックがドロリとなるまでライターでペン先をあぶってみたりするのだが、大抵あまり効果がない。不要な紙にグルグルグルグル何十回と円を書いたり、そのうち怒りが高まってきて呪いの言葉(「給料安すぎるぞ」とか)を書き殴り、紙を破いてしまったりする。
あわよくば何か物を書いて生活できまいか、と考える者が、筆記にストレスを感じ、そこにムダなエネルギーを浪費するのはいかがなものか。これではいかん、と探し始めたのが万年筆との出会いであった。
しかし、最初から何もかも上手くいったわけではなかった。第一の障壁は「値段」だった。学生だった頃には「たかが」筆記具に何千円、あるいは何万円も払うという感覚がない。ボールペンなら100円。ちょっとイイのでも300円くらいだ。
そこで一番安いものを探したわけだが、それは「プラチナ万年筆」の「デスクペン」だった。よく履歴書の隣に並べてある、細くてむやみに長い、エレガントな黒いヤツだ。キャップ式で、その名の通り机上で使用するものなのでクリップなど付いていない。これを胸のポケットに差してみると、大変個性的なファッションを演出することが可能ではあるが、ただそれだけである。お値段は1,050円。細字と中字があり、僕は迷うことなく細字を選んだ。
さてこのデスクペン、使い始めは非常に快調であった。何しろペン先は万年筆のあの形状、そしてむやみな長さは「はっ」と他人の目を引く(に違いない、とうっとりしていた)。書き味もなかなか、何しろインクが途切れない…はずだった。
(長くなるので、次回に続く)
| 表紙の顔 … |
伊藤英明。『Limit of Love 海猿』好調。全然どうでもいいことだが、メチャクチャ数少ない岐阜県出身の有名人で、筆者剛山と同じ。他にはMr.マリック、清水ミチコがいる。全国都道府県の中でも最も知られていない県のひとつだが、非常に良い所なので夏休みにぜひ出かけて頂きたい。 横倉寺という所ではミイラ(即身仏)も観られる。
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