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LAサウスセントラル発のムーブメントクラウンダンス/クランプダンス≠フダンサーたちを追うドキュメンタリー。 監督はどぎつい原色使いで知られる新鋭フォトグラファー、デヴィッド・シャペル(彼のサイト)。映画は初めて。
このダンスは一言で言うと「ケイレン」だ。エレガンスとは対極の、プリミティヴで攻撃的な動き。 カラフルなピエロメイクを施してのそれは、直裁的にアフリカの民族の呪術的儀式を想起させる。トランス(恍惚、忘我)状態の再現と言ってもいいかも知れない。
映画は、ほとんど説明も加えず、さらりと彼らのダンスとアフリカの民族的舞踊をオーバーラップさせてみせる。ここら辺りで、この作り手が、自己陶酔型のボンクラではないことがわかってくる。 クラウン/クランプダンサーたちは、過激な印象とはうらはらに、自分や、街の子どもたちをギャングや麻薬の売人にしないために行動する、正義の道化師なのである。この彼らの性質が、単なる若者のカルチャーウォッチに堕することから、作品を救っている。 |
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この手のムーブメントやカルチャーを取材したモノは結局「いくら批判されようとも、俺たちにはこれしかないんだ。そしてそこには確かに美しいものがあったんだ」といった、美化や自己弁護に終始することが多い。
だが、この作品で面白いのは、このムーブメントの担い手たちの目的が(多少の美化はあるだろうが)、他の多くのモノと違い「抑圧からの解放」とか「自由のための反抗」とかの自分主導ではなく、「ストリートの現実から子どもたちを守る」「ギャングの世界から足を洗う」というソーシャルな目的を掲げているところにある。彼らにとっての「パーティ」とは、ドラッグをキめて、乱痴気騒ぎをすることではなく、子どもたちの誕生日で一緒に踊ることを指すのだ。
だがもちろん彼らは反吐が出るような聖人君子なんかじゃない。そのダンスはアグレッシヴで、暴力的で、過剰なまでにセクシャルだ。だから信頼できる。どん底からRIZEした人間が持つ、これはストリートの道徳だ。そういう種類の正義。
最後の最後に、とびきり素敵なメッセージが送られる。幾千の言葉を費やしても、こういうのはダメだ。事実の、そして映像の勝利。
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時間表はこちら
http://cinemacity.co.jp/webReservation/calendar.do |
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vol.5 「多摩シネコン競争」は本当に激しい競争か? |
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来る3月、昭島に新しいシネコンがオープンする。発表されている資料では12スクリーン、2,461席の規模とのこと。さらに11月には武蔵村山の日産工場跡地にできるSC,ダイヤモンドシティにもシネコンの計画があるらしい。
そうすると、今年度中には、シネマシティ、南大沢、府中、多摩センター、それに橋本まで入れると、合計7サイトのシネコンが三多摩周辺エリアで「しのぎを削る」ことになる。7サイト合計で、70に近いスクリーン数と、14,000席くらいの座席がこのエリアに供給されることになる。
これをもっと数字で考えていくと、だいたいどのスクリーンも1日に4回くらいは上映があるとして、ざっと56,000席が1日に販売される。因みに三多摩と呼ばれるこのエリアの人口は、約380万人。橋本のお膝元の方まで入れると400万人くらいの規模になる。この数字をベースに、どこのシネコンのどのスクリーンも毎回満席だったとすれば、人口の約1.4%の人が毎日映画を観る、ということになる。
ということは、人口の70人に1人くらいが毎日映画館に行って、映画を観る、ということだ。しかし、どう考えてもそういうことは到底あり得ないので、平均で4分の1くらいの座席は埋まってほしい、という希望的観測で計算すれば、1日に約14,000人がこの三多摩周辺エリアでは映画を観る、ということになる。これだと人口の0.35%。300人に1人くらい。年間だと511万人。お客様は全員地域の方である、と仮定すれば、地域住民の方全員に、1年に1回、この地域の映画館だけに足を運んでいただいでも、まだちょっと足りない感じの頻度であることがわかる。
しかし、2004年度は日本中で約1億7千万人の人が映画を観たと、統計にはある。この数字から考えると、上記の試算は日本全国の平均と似たようなものだ。意外と映画館に映画を観に来てもらっていないのだなぁ、と個人的には思う数字だ。
そして、全国平均と同じ状況にやっとなってきた、という言い方もできて、それでは実は「シネコン戦争、サービス競争が激化」というところまではまだいっておらず、今まではむしろ映画館が足りなかったのだ、というようなことも言えなくもない。
お客様はもっともっと映画を観に行きたかったけれど、映画館が無かったのである。まだまだ映画に関わる仕事をしている我々は、映画館に足を運んでもらって、映画を観てもらう努力が足りないのだ、などと反省もできるわけです(ちょっとキレイにまとまりすぎましたが…)。
因みに、昨年オープンしたあるシネコンは年間70万人が目標と発表していた。逆算すると、1日約1,900人。そこはたしか1,800席くらいの規模だったので、1スクリーンあたり同様に1日に4回上映するとすれば、やはりざっと平均で4分の1くらいの座席を売るのが目標なのだとわかる。
この目標を参考にして、他のシネコンのみなさんはどこも、そのくらいの数字で成立したいと考えている、と仮定すれば、三多摩周辺エリアとしては、前述の「地域の300人に1人に毎日映画を観てもらう」というのが、みんなが幸せになれるための、案外リアルな数字なのかもしれない。
つまり、新宿や吉祥寺や渋谷に浮気したりせずに、この地域の映画館に、等しく、1年に1回、全員の方が足を運んでくれれば、きっとどこの映画館もつぶれない、ということが言えなくもないわけです。1年に1回と言わず、月に1回、週に1回くらい足を運んでいただければ、これはもうほんとにみんなが幸せになれるに違いない。みんな幸せ、とかキレイごと言ってきましたが、つまるところ、みなさま、お誘い合わせの上、もっともっとシネマシティに来て下さいね。お待ちしてます。
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(C)2001 STUDIO CANAL/A CO-PRODUCTION OF LES FILMS ARAIN SARDE, STUDIO CANAL, PICTURE FACTORY
DVD発売中
発売元:コムストック/PCBE-50340/¥3,800(税抜) |
決定しました! 第2回シネマカウンシル上映作品は、デヴィッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』です!
個人的には、かなり興奮しております。リンチは人を狂わせる監督です。私は『ツインピークス』34時間マラソン上映会を人生で2度も開催しました。ありがとうございます。
『ロストハイウェイ』のムチャクチャなメビウス構造で世界を混乱させ、もはやこれ以上のリンチ映画などあり得ない、これこそ「究極リンチ」だ、と思っていましたが、リンチはリンチを越えてきましたよ『マルホランド・ドライブ』!! わたしのあたまはどうかしている、っていう宣伝文句も最高! 当然の2001年度カンヌ映画祭監督賞受賞!
ドタバタ・コメディあり、ナオミ・ワッツのエロティックシーンあり、ホラーあり、サスペンスあり、イカれたミュージカルシーンあり、とフルコースよろしくてんこ盛り。That's エンターテイメントとすら呼びたい。
とりわけ後半「ステージ」のシーンは圧巻。あまりの衝撃に口から何かぼやーっとした白いモノが飛び出してしまったくらい。家に帰ってから体重を計ったら、21グラムほど軽くなっていたんですけど、あれ何だったんだろう?
上映予定日は、正式発表をお待ち下さい。『サウンド・オブ・ミュージック』のすぐ後くらいに予定をしております。
シネマカウンシルって何?という方は >>こちら
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私的名画。
評論家や、友だちや、ネットの書き込みで、いくらケナされようとも、誰も相手にしてくれなくても、自分だけはその作品の良さを見つけている、そう言う作品。
僕にはそんな映画が何本かあるが、そのうちの1本、北野武監督作『菊次郎の夏』を、つい先日オープンしたばかりの洒落た名画座「シネマヴェーラ渋谷」へ観に行った。
『菊次郎の夏』のテーマ曲は、車のCMで有名になったが、北野作品の中ではあまり人気がないようである。確かにギャグシーンはTVのヴァラエティのようだし、繰り返される天使のモティーフは「アイタタタ」と目を覆いたくなる。面白がって撮った風変わりなショットはほとんど不発に終わっているし、これは他の作品にも言えることだが、幻想シーンはヒドい。
それでも一点、そう、あの砂浜の場面。少年が母親に出会った後の、あの海。曇り陽の、しかしあふれるほどの白けた光の中で、世界から取り残されたように、武と子どもが座っている。
水平線にそのまま消え入るほどなだらかにどこまでも続く砂浜の彼方には、一台の車と家族らしい人影が、蜃気楼のごとく浮かんでいる。そこにしめやかに匂い立つ、海の青の青。
この一場面を観るためだけにでも、これからも僕は劇場へ幾度も足を運ぶだろう。
あなたの同意は必要ない。これは、僕だけの宝石だ。
| 表紙の顔… |
梶原善。三谷幸喜ファミリーの外せない一人。『THE有頂天ホテル』、3月まで上映することが決まった。コメディジャンルでは快挙。やっぱり梶原善は、西田敏行にあやまったのだろうか?そして腹の底では三谷と共に笑ったんだろうか。おめでとう。この成功を心からお祝いしたい。 |
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